2015年04月22日

黄檗山萬福寺

1 本堂

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 江戸時代に、中国福建省から渡来した隠元禅師により開創された日本三禅宗の一つ、黄檗宗の大本山。

 ご本尊は釈迦如来、両脇侍は迦葉、阿難の二尊者。両単には十八羅漢を安置。左手前は私の大好きな賓頭盧びんずる尊者。

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2 天王殿

 天王殿には、大きな布袋さんがあるのですが、この日は出張中。布袋さんは中国唐代の実在の契此かいしという禅僧で、弥勒菩薩の化身とも言われています。食料のほか必要なもの一切を布の袋に入れ、木に括り付けて肩に担いでいたことから「布袋さん」と呼ばれていたようです。
 布袋さんの裏側には韋駄天が祀られています。韋駄天は元々、古来インドのヒンドゥー教の破壊神シヴァを父に持つ軍神であったようですが、いつのころからか仏教の守護神となったようです。

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3 開版かいぱん

 斎堂前には大きな木の魚が吊るされおり、「カイパン」と呼ぶそうです。行事や食事の時間を山内の衆僧に知らせるために打ち鳴らす法具ですが、口に珠をくわえています。この珠は貪りむさぼいかり・愚痴の三毒の煩悩を表わしており、その煩悩を吐き出そうとしているところだそうです。
 いつまでたっても吐き出せないようです。

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平等院

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 観月橋西詰のある民家の庭の満開に近いきれいな藤をみた。平等院の藤はどうだろうと思い行ってみたが、まだ五分程度だった。
 桜の満開の日やもみじの紅葉のベストの日に訪れるのも難しいものですが、藤の満開に合わせるのは最も難しいように思う。ご存知ですか?藤は満開の時期には一日に何十センチも伸びるのです。数年前に平等院で経験しましたが、入口の藤棚は入るときと出るときにはびっくりするほど違ってました。
 ところが、仰天びっくり、観月橋の東詰の料理旅館の庭には八重桜となぜか紅葉したもみじが並んでました。

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曹洞宗興聖寺

観月橋から宇治川の右岸を少しさかのぼると興聖寺があった。山門を入り坂道を登るときに「霊的とも云うか、何かしらパワーを感じる」不思議な感覚がありました。 ここにも「カイパン」がありました。長い歴史の中で、叩かれまくったお腹には穴が開いておりました。過去には多くの修業僧がいた事が推察されます。 ご本尊を見ることはできませんでしたが、三面大黒天にお参りできました。大黒天も古代インドのヒンドゥー教の神様がその由来のようです。パワーの源は大黒天でしょうか?

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