カウンターに座るなり、板さんに「こちらの名物を食べさせて!」とまず、リクエスト。
まずは冷酒でお刺身を頂いた。シャコ・関サバはとても美味しかったが、度肝を抜いたのは殻つきのウニであった。殻の棘が「ウニョウニョ」と動いてるではないか!すこし元気なやつであれば、皿から逃げ出すかも!?めちゃくちゃうまい。にぎりも、どれも満足。さすが老舗の人気店だ!








ホテルオークラ福岡にチェックインした後、博多どんたく港まつりへ。
桟敷席で見物したが、700もの団体が、どんたく隊としてパレードや演舞・演奏を繰り広げる。ホント、九州人はエネルギッシュだ!








ホテルオークラでの夕食は中華料理「桃花林」。楽しみにしていた「ふかひれの姿煮」を頂いたが、うん?!とてもじゃないが褒められない。神戸の中華料理・施家菜のはとても美味しいし、台北で食べたものは絶品だった。台北のお店では、ふかひれを丸1日以上煮込んで、とろみとうまみを出すと聞いた。しかし、ここではとろみは片栗粉か何かではないでしょうが!?、、、味はしょっぱすぎ!以前の桃花林は美味しかったのだが、、、




夜の散歩の後、口直しに街の屋台へ。
そしてまた、ホテルのバーで。




翌朝は、太宰府天満宮へ。太宰府天満宮は2度目。息子の受験を祈願してお札を頂いていたので、遅くなったがお返しした。天満宮参道わきの「揚子江」の豚まんは大きくてとても美味しい。行かれた際には、是非ご賞味を。




昼食は柳川藩主立花亭・御花で「鰻せいろ蒸し」。御一行様が席に着く前にすでにせいろはテーブルの上にお行儀よろしく積み上げてある。いつから用意されていたのかは不明であるが、ここまで書けばお味のほどは想像される通り!



昼食の後は柳川・川下り。北原白秋のふるさとである柳川の水郷を、船から眺める。五月晴れのこの日、水面はキラキラひかり新緑は目に眩しい。頭上を大木が覆うと吹くそよ風が心地よい。船頭さんは冗舌で歌まで唄ってくれる。楽しいひと時であった。


この日の宿は、ときリゾート・湯布院別邸。木のぬくもり満杯のメインダイニングで由布岳を見ながらカジュアルフレンチをいただいた。地元の肉・魚・野菜を使ったお料理で、どれもおいしく、楽しめた。





お部屋は全室戸建になっており、リビングルームは広く寝室も豪華。檜風呂が室内についており、テラスには露天風呂もある。どちらも由布岳が見える配置になっているようだ。夜に入るお風呂は勿論いいが、由布岳を眺めながらの朝風呂は最高だ!。




早朝、ホテルの車を借り金鱗湖へ。
明治時代に大分の学者・毛利空桑が池のそばの露天風呂から水面を眺めていた。魚が飛び跳ね、鱗が夕陽に映えて金色に輝くさまを見て「金鱗湖」と名づけたのが、その由来だそうだ。
鯉・鮒・はや・ウナギ・すっぽん・石亀が生息しているという。
水面を眺めながら小一時間散歩したが、確かに金鱗湖であった。
車まで歩く途中にタヌキを見つけ、喜んで撮った一枚。



おきまりの別府温泉地獄めぐり。初めてなのに、なんだか前にも見たような気がするのは何故だろう?昔の誰かの新婚旅行の写真であったのかもしれない。





お昼は、城下町杵築の江戸時代初期より続く老舗料屋「若栄屋」。コミック「美味しんぼ」で紹介されて全国にその名が知れわたった。
ここの鯛茶漬けは「うれしの」という。なんでも、杵築城のお殿様の大好物で、鯛茶漬けを見ると「うれしいの」と言ったことが由来だそうだ。このような口上を、いただく前にじっくり拝聴するのが慣わしのようだ。大変ありがたく頂いた。お殿様、様様ですな!
若栄屋のご主人は16代目。先代が亡くなられ、勤めていたソニーミュージックを退職し慣れない商売をしているとのことであった。ソニーミュージック時代のお話も伺ったが、とても楽しそうにお話しされていたのが印象に残った。



杵築城下を歩いて散策。江戸風情がそのまま残された日本一の城下町。南北二つの高台に武家屋敷が立ち並び、その高台に挟まれた細長い谷間に商家が続いている。




楽しかった旅も終わり、大分空港からプロペラ機で伊丹空港へ。

