
1. 前から行きたかった法善寺横丁へ行ってきた。藤島桓夫の歌♬月の法善寺横丁♬は僕の持ち歌の一つ。特に一番と二番の間奏部分のセリフ「こいさんがわてを初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは‘藤よ志‘に奉公に上がった晩やった。早よう立派な板場はんになりや云うて長いこと水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなあ。あの晩からわてはわてはこいさんが好きになりました、、、、、」というくだり。
そんな歌を思い出しながら水掛不動さんにお参りした後、食事へ。


2. 法善寺横丁をぶらぶらしながらこの日夕食に選んだのは、京鴨鍋の「かもふく」。本場京都の鴨を使っているとのこと。鍋のコースと別に焼き鳥(鴨)をオーダーした。
ささみ・ロース・もものたたきは、ほんのり鴨の香り。臭みは全くなくとてもおいしい。
焼き鳥(鴨)は、鶏の焼き鳥とは全く異なり、しっかりした歯ごたえと皮の香ばしいさ。噛んでるうちに、とてもおいしい肉汁があふれ出てくる。
つくねは照り焼きバーグ風。これも鴨のおいしさを凝縮した一品。
鍋の鴨肉の美しさ。だしは文句のつけようもない完成度。ほんとにおいしくいただきました。
最後に手打ちそばがついてくる。鍋の後の鴨だしでいただくのですが、これほど美味しい鴨そばは前代未聞。前代未覚。



3. 食事が終わると、外はネオンの町。♬包丁一本さらしに巻いて、旅に出るのも板場の修業、、、待っててこいさん、、、、♬と暗闇に消えていくのでした。

